先日、ある企業様の敷地内でヤマザクラ17本の診断を行いました。同敷地に建物を増築するにあたり、今あるヤマザクラを活かしたいというご依頼です。
私は木風に転職する前、個人邸の庭造りにも携わってきました。施主によっては、元々ある樹木を活かした庭造りを希望する方もいます。
しかし、建物を建築中に、邪魔な枝や根が切られたり、廃液が庭に捨てられて土壌が汚染されることはよくありました。
木も人間と同じで、切られたり、毒を盛られたら弱りますし、最悪枯れてしまうのですが、あまり認識されていないと思いました。
樹木は人間より長く生きて、人間より大きくなって、二酸化炭素を吸収して酸素を放出してくれます!何よりもまず樹木を優先した設計や工事が行われる時代が来てほしいなとヤマザクラを診断しながら改めて思いました。
写真は、本文とは関係ありませんが、今春のさきたま緑道のソメイヨシノです!