花は誰のために咲くの?

振り返り投稿です。
今回はいつにも増して多くの方に支えられての業務となりました。感謝感激
発注者様始め地元の方々、応援してくださる方、本当にありがとうございます。



一部からは花付きが悪いとお叱りをいただいているようですが、真摯に受け止め今後の課題として乗り越えたいと思います。
そんな中でも、「とってもいい調子だね!」「感謝してるよー!」「花が咲きすぎると弱ってるって事だからそれはそれで心配だから大丈夫だよ!」「葉の色も濃くなって順調だよ!」など温かいお言葉を貰えてるのが本当にありがたいです
医師として与論島に赴任していた祖母のご縁で奄美大島に関わらせてもらうようになって10年近く。ボランティアから始まってあっという間です。もはや実家より実家らしく、母、姉、兄いが沢山いる島になってしまいましたもちろん女子友も
このデイゴたちは様々な病虫害に攻撃を受けていてとても過酷な状態です。
その中でもフザリウム菌は木を腐らせてしまう怖い病気。デイゴヒメコバチはおとりレベル。特効薬もない中、制約も多く、できることからコツコツと取り組んでまいりました。外部の有識者の方のアドバイスも勿論取り入れつつ必死の樹勢回復です。
そんな歩みを粘り強くご理解いただいて事業を後押しくださる発注者様には本当に感謝しかございません。
樹木の生理生態に寄り添っていただき本当にありがとうございます。
施工はいつもの中山造園さん。暑い中頑張ってくれてありがとうねーーーー!
グローバル化や人間の暮らしとの共生で樹木には大きな負担がかかってます。そのバランスを図り、様々な法令との調整の中でできることはやり切ってる。それは間違いないと信じています。
あとは、デイゴの生命力です。どうか、思いを一つにして、町の天然記念物であるデイゴのこれからの100年が健やかになるよう一緒に祈っていただけると嬉しいです。
並木には花以外にも酸素の供給は勿論、大気汚染浄化、防風や防潮、津波を防いだりの公益的機能があります。地味に人の暮らしに役立っているのです。
加計呂麻島には諸鈍以外にも沢山の素晴らしいデイゴがあります。
マツコの知らない世界に紹介された須子茂小学校のデイゴや無人の集落の阿多地のデイゴは神がかってます。
そして日本樹木遺産にも認定しているこのデイゴの価値を高める研究として千葉大学の園芸学部の生徒さんたちも協力してくれました!
盟友のジャパンアグリサービス株式会社の奈津子社長もいつもありがとう!!!!
それから点群測量の3Dスキャンを貸し出ししてくださったワイシステムズ国際様のご協力もありがとうございます!
かりんさんのお弁当も美味!




今回は次世代を担う挿し木も行いました。見かけた方はお水をあげてもらえると助かります。冠水設備が周辺に無く、いささかチャレンジングな試みです。

そしてもちろん、私ほどこのデイゴ並木を愛してる人は他にいません!断言します!
樹木の花は自らの子孫を残す為に咲いています。正にお産ですから相当なエネルギーが必要です。毎年、年子で出産するのは大変なのと同じ様なものです。老木が力尽きないようお支えいたします。
月も太陽も美しいこの島の、デイゴ並木の素晴らしさを世界にもっと知ってもらえるよう引き続き全力を尽くします!



