I邸 シダレザクラが元気になってきました!治療の続きとお庭のお手入れ

みなさま初めまして!今年の春より木風に入社しました、多門と申します。
みなさまのお役に立てますよう、一生懸命頑張ってまいりますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

  • シダレザクラの治療経過

今回はシダレザクラの治療の続きと、お庭の御手入れのために、
I様のお宅へ伺わせていただきました。

シダレザクラの管理を継続して下さっているI様。
「今年の春は、濃いピンクの花がたくさん咲きました!」
と、写真を見せてくださいました。

かつて、大枝のブツ切りが過度に行われたせいで樹勢が弱りすっかり花がつかなくなっていたのを治療しましたが、今年は新しい枝も増えて花つきが良くなってきました。しかも色がくっきりとしていたとのこと。

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シダレザクラも喜びの花を咲かせているよう。
お客様も喜んでくださり、私たちもとても嬉しい瞬間でした。

ですが、樹が本来の力を取り戻し、完全に元気になるまでには数年かかります。
それまでは、継続的なお手入れが欠かせません。

こちらのシダレザクラは、次の冬に上部の枯れた幹をとりのぞくことになりました。
新しい枝が増えるように、りんごの剪定法から開発された方法を使います。

今後も元気に育つように、今回はお礼肥えとしてアルカリ電子機能水イナスイを土に注入しました。
花の咲く樹木には花後に肥料を与えると開花で疲れた樹体に栄養を与えることができ、
来年も元気に咲くことができます。

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木風では、なるべく環境の配慮した薬剤を使用するようにしています。
樹本来の生きる力を引き出すような処置をしています。
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  • 植物がぐんぐん成長中!

梅雨に入り、私たち人間にとってはうっとうしい日が続いていますが、植物にとっては恵みの雨。
樹や草たちがぐんぐん成長する季節です。
I様のお宅でも、植物たちがのびのび葉っぱや枝を伸ばしている様子でした。

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梅雨は、枝がこみあっていると風通しが悪くなり、中が蒸れてしまいます。
病気や虫害の原因になってしまうので、不要枝の剪定を行いました。
木風では、自然の樹形をいかした剪定を行なっています。

剪定後は、心なしか植物も涼しげに見えます。

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  • 虫にご注意!

植物が生い茂る季節は虫にとっても嬉しい季節。
今年初めて、カタツムリを発見しました!
嬉しくなって、アジサイに乗せて撮影。
暑かったので、日陰に避難させました。

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見つけて嬉しい虫だけではなく、人や樹木にとって悪さをする虫も増えてきます。

こちらはウメの木についたアブラムシの一種。

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新しい葉の裏側に寄生して、葉っぱを丸まらせてしまいます。
花芽の形成や、果実の肥大に大きく影響が出ます。
今回、実があまりなっていなかったのも、このアブラムシが原因の一つと考えられます。

そしてこちらがチャドクガ。

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ツバキやサザンカにつく毛虫です。
少し触るだけで全身がかぶれる人もいるほど、毛には強い毒があります。
風で毛が飛んでしまうので要注意です!!
大発生して樹を丸裸にしてしまうので、見つけたら早めの対処が必要です。

 

  • お心遣いありがとうございます

毎日気候が安定せず、寒かったり暑かったり、
体調を崩してしまいがちなこの季節。
この時期のお庭の作業では、熱中症にも要注意です。

今回作業した日も、とっても暑い日だったのですが、
奥様が、冷たい飲み物やデザート、お弁当を差し入れてくださいました!
こんな立派なのり弁を食べたのは初めてです。

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作業中、常に色々とお気遣いしてくださり、
おかげさまで、パワー全開で作業することができました。
ありがとうございました。

 

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