豊島区の閑静な住宅街にありますY様のお宅の樹木治療を行いました。
玄関の門横、立派な門かぶりのサクラと、お庭の真ん中にシンボルツリーとして大きく成長したコブシが今回の対象木です。
数年前の外構工事の際に、塗装をコンクリートブロック(インターロッキング)を敷き詰めてしまったために、樹木の根に十分な水と空気が行き届かなくなり、
枯れ始めてしまったのが主な原因でした。
ご家族の歴史を背負った思い入れのあるサクラでしたので、また綺麗な花を咲かせてくれるように、精一杯治療させていただきました。
主な作業は、大きな原因であるインターロッキングを部分的に除去し、通気透水性を高めるパイプ管を入れ、砂利石を敷きました。
全てコンクリートブロックはとってしまうことが樹にとっては理想ではありますが、
生活の支障にならない範囲で、またせっかく工事するのですから見た目も今まで以上に綺麗にあるように、流動的なデザインとしました。
また、土も良質なものを追加し、枯れていた危険枝の除去。新しい良い枝が伸びてくるのを待ちます。
お客様と何度もデザインの相談を行い、最終的なデザインを決め、作業に取り掛かります。
樹木にとっての最良の環境に整えてあげることで、あとは樹木本来の力を信じて、今後の生育を見守ります。
Y様ありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。
スタッフ片岡