今日は、港区赤坂の某ビルで、樹木の剪定と薬剤散布の作業をしました。
飲食店前の植え込みで虫が発生していて、ご依頼を受けてすぐに駆けつけました!
<作業前>
4、5月は新緑の芽生えの季節。成長の速いシマトネリコは、あっという間にロゴを覆い隠すほどに繁茂しています。
今回よく観察してみると、コナジラミが葉裏についていました。近くの植え込みに柑橘系の木があり、そこに大量の卵(すでに抜け殻でしたが…)があったので、そこから飛来してきたものと思われます。コナジラミは、葉を吸汁して被害を与え、排泄物にすす病も併発させてしまい、樹木の美観も損ねてしまう恐れがあります。
このような害虫は、枝葉が密生し風通しの悪いところに多く集まります。上記の作業前の写真を見ると、一見問題ないように見えますが、よくよく枝葉の中をのぞいてみると、枝が絡み合いこぶ状になっているのがわかります。おかしな方向に伸びた枝も数多くそのままになっていました。
このような樹形の状態は、すぐには改善できませんが、自然樹形を基本とする透かし剪定を何度か繰り返すうちに、樹形は改善され、薬剤を散布しなくても、害虫を寄せ付けにくい状態にしてあげることができます。
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(コナジラミ付着の様子)
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<作業後>
少しでも薬剤に頼ることなく、樹木のいい状態を保てたら嬉しいです!ありがとうございました。
片岡