暑い日が続きますね。いつもの道端に昼顔が元気よく花開いていて、笑顔のようなその花に元気づけられる毎日です。
さて、木風では樹木の診断・治療・管理を正しく行っていくために、社長をはじめスタッフ全員常に勉強を欠かしません!
今日は、植木協会主催の「新しい造園樹木の研修会」に参加してきました。今年は千葉県内を回ります。リピーターも多い人気研修会なんですよ☆
朝、日比谷公園に集合。
みんなでバスに乗り、自己紹介をしながら、和気あいあいと移動しました。
訪問先1件目は、佐倉市の常盤植物化学研究所です。
植物から有効成分を抽出・分離精製し、薬品や化粧品、食品など私たちの生活に欠かせない成分を製造しています。
教育や地域への貢献にも力を入れており、工場に隣接する薬用ハーブ園では、地域のボランティアと共に、様々なハーブが植えられ、研究開発されていました。
今回解説してくれた、常盤植物化学研究所の柴田先生は日頃から大変お世話になっており、
現在、当社で積極的に利用している電解水の試験も行っていただいてます。
バジルだけでも、こんなにたくさん!
これは園内でも存在感を誇っていた、「ベニヒマ(アカトウゴマ)」。種子から得られる油はひまし油として広く使われています。
種は有毒ですので、絶対に食べてはいけません。(触るだけなら大丈夫です!)
オリジナルのカシスジュースやハーブティ、ハーブソースもとっても美味しかったです。改めて植物の力の偉大さを感じました!!
続いて、昼食をとりながら、新種や変り種植物の展示会を見学。
さて、この植物なんでしょう?
分かった方は、すごいです!答えは、アフリカ産バオバブの木です!
社長が買おうかどうか、非常に悩んでいました(笑)
こちらは、斑入りヤツデのムラクモ(左)、シボリのツムギシボリ(右)です。
ヤツデだけでもこうして様々種類があり、お庭の設計をする際の奥行きや明るさ、雰囲気を出すために非常に大事になってきます!
それから、千葉大の名誉教授安藤先生からの解説にもありましたが、日本の植物の種のなんと多いことか!!
このおもてなしキキョウは、安藤先生がちょうど真夏のオリンピック開催に合わせて、2週間ちょうどよいタイミングできれいに咲くように、調整栽培しているキキョウです。
日本人の技術力と、植物への情熱には、敬意を評さずにはいられません。
最近、流行っているトルコキキョウのオモシロ解説もありましたので、少しご紹介。
トルコキキョウは、キキョウ科ではなくて、リンドウ科。また自生地もアメリカで、トルコにはないんです!なんてややこしい(笑)
続いて、グリーンファーム作佐部農場(匝瑳市)を見学です。
下の白い松は、ジャノメマツ(アカマツ系)といって、白い斑が入る珍しい松です。
最後は、多くの賞を受賞していている農業生産法人成田ナーサリー(冨里市)の生産工場を見学しました。
非常に広い敷地にも関わらず、大変きれいに整理整頓され、
従業員の方々みな時間になるとパッと持ち場に移動し、黙々と作業されており、その働く姿勢に学ぶものがありました。
夏は緑のカーテンがだいぶ普及してきましたが、ここでも、様々なつる性植物を生産していました。
斑入りなど品種の多いヘデラ、キヅタ類、よい香りのするジャスミン類、花が独特のテイカカズラやスイカズラ、実のなるビナンカズラなどなど。常緑のものも、落葉のものありました!
つる一つ一つを丁寧に、紐に巻きつけていくのですが、その気の遠くなる作業に頭が下がります。
下の写真は、左から北海道の真鍋庭園の真鍋さん、木風スタッフ片岡、埼玉のさいたま市造園業協会会長で大変お世話になってます内田緑化興業の内田社長、木風後藤社長です!
とても学ぶことの多かった研修会。主催してくださった、植木協会の皆様に感謝申し上げます。
学んだことをしっかり業務に生かせるように、人と樹木のためにも、これからも頑張っていこうと思います。
どうもありがとうございました!
片岡日出美