<新宿区M様邸のサクラ>
新宿区の山手線の駅からほど近いM様邸のサクラの診断に来ました。が、残念ながらすでに完全に枯れてしまっていました。
原因は、根腐れによりもともと樹勢が弱っていた上に、今年行われた強剪定が原因です。枯れた樹木につくカワラタケも多く発生していました。
代々続くベテラン庭師さんに剪定をお願いしていたにも関わらず、樹木の異常に気が付かず、不適切な剪定を行ってしまったことは残念でなりません。
先代より大事に大事にしてきたサクラということで、お客様はペットロス(=強い絆で結ばれていたペットと別れた際に、飼い主が無気力になること)
ならぬ、樹木ロス状態とのこと。ひこばえ(=樹木の切り株や根元から生えてくる若芽のこと)を育てて
萌芽更新(=樹木の伐採後、残された根株の休眠芽の生育を期待して森林の再生を図る方法)
できるかどうか検討しましたが、残念ながら出ていた芽は別の樹種でした。
枯れてしまったサクラは伐採・抜根後、新たに寒山を植え替える予定です。
K.H.