千葉県市川市のT様邸でコブシの樹木診断を行いました。
ご依頼主様がここへ住宅を建築する前からあった、地域のシンボル的な存在であった今回の診断対象コブシ。
以前は、花の時期には人がわざわざに見来るほど立派なコブシの大木だったそうですが、今では花数も少なく、樹勢が著しく衰えてしまっていました。
原因として考えられたのは、数年前に剪定に入った業者さんによる強剪定(樹木の力学的・生理的・美的バランスを考慮せず、大きな枝を切ってしまうことです)が行わ羅、水分通道のバランスが崩れての強乾燥。また、物理的負担により大きな亀裂が幾多にも入っていることが原因として考えられました。
今回、当社社長後藤樹木医が悩みの末、伐採を勧めさせて頂き、新しい樹木への植替えをご提案しました。
当社では基本的には、樹木医治療を行っていくことを目指しておりますが、場合に応じて(特に倒木の危険や、また費用対効果)等を勘案し、お客様と丁寧に協議を重ねながら、方針を決めていきます。
(治療する場合の見積もりも、伐採・植替えの場合の見積もりも両方提出させて頂いております。)
今回は、伐採ということで決まりまして、苦渋の決断ではありましたが、お客様のよりよい住環境と緑環境のために、作業に当たらせていただきます。
作業の状況は順次公開いたします^^
読んでいただき、ありがとうございました。
(株)木風 片岡日出美