こんにちは!木風スタッフの多門です。
先日、我が社社長の後藤の指導のもと、社内勉強会が行われましたので、その模様をお伝えします!
- 六義園で勉強会スタート!
今回の勉強会の場所は六義園。
めずらしく涼しげなお天気で、樹々もちょっと休憩といった面持ちです。
前日に降った雨のおかげで、植物の青々とした香りが立ち込め、とっても清々しい空気です。
庭園に入る前に、この庭園がいつ、どんな人によって作られたのか、
どういった形式の庭園なのか、名前の由来などを勉強します。
お庭の基礎知識がわかったら散策スタートです。
- 気になる樹のこと
散策を始めると、すぐに立派なシダレザクラが迎えてくれました!
ジベレリンというホルモンが不足して枝がしだれてしまうことや、
枝を支える際の注意点などを、社長から教わります。
幹や枝の状態、土壌はどのようになっているか、枝の支え方は?など、
このシダレザクラがどのように管理されているのか、興味津々で観察しました。
その後散策を続けるも、気になる樹にたくさん出会い、なかなか前に進むことができません。
気になることは社長にどんどん質問します!
- 樹の自然治癒力を活かす
こちらの樹、右側の切り口は、樹皮で完全に覆われています。
適切な位置で枝を切れば、防御層と言われるカサブタ状の樹皮が切り口をおおうため、
そこから病原菌が入りにくくなります。
逆に切る位置をあやまってしまうと、防御層ができずに病原菌が侵入しやすくなってしまいます。
こちらはラムズホーンとも呼ばれるもの。
腐ってしまった部分を補強するように、樹皮が巻き込むようなかたちでカサブタを作っています。
その名の通り、羊の角のように筒状になっているので強度があります。
樹も生き物です。自分で自分を治す自然治癒力を持っています。
私たちと違い、傷口が治るまでには長い年月がかかりますが、それをサポートするのが私たちの役目です。
樹にとって本当に良い方法を探し、本来持っている治癒力を活かせるような治療をしたいと、改めて思いました。
- お庭の作りも勉強しました!
木風ではお庭のデザインや、お手入れの仕事も承っています。
素敵なお庭作りのヒントになるように、どんな樹木が、どんな目的で、どんな風に植えられているのか、
日本庭園特有のバランスや、表現の仕方などを社長から学びました。
社長からは常々、「美しいもの、本物をとにかくよく見ること!」と指導されています。
今回そのポイントもしっかり教わることができました。
社長の情熱的な指導!忘れないようにしっかり書き留めました。
飛び石がところどころ斜めに置かれています。
こんな遊び心も取り入れられるようになりたい!とみんなで盛り上がりました。
- すっかりリフレッシュできました!
途中のお茶屋さんでちょっと休憩。
素敵な日本庭園を眺めながらお茶がいただけるなんて、最高に贅沢な時間でした。
休憩の間も、池の石や橋の形や置き方、間の取り方の美しさなど、話題がつきません。
日本庭園を知るには、茶道を勉強する必要があることもわかりました。
まだまだ知らないこと、勉強したいことがたくさんあります!
(左から社長後藤、多門、片岡)
樹木のリラックス効果と相まって、とってもリフレッシュすることができた勉強会でした。
このパワーで夏の仕事を頑張りたいと思います!