新築の際に、中庭に植えられたある樹木が敷地のサイズや雰囲気にどうしても合わず、植え替えを行いました。
植替えの樹種は、奥様と相談し幼少のころより様々な思い出のあるベニシダレにしました。枝ぶりのよいものを選び、お隣に住むお母様もお部屋から中庭の景を楽しんでいただける配置に細心の配慮をしました。足元には、以前から大事に育てていらっしゃいました山野草などを再配置させていただき、とってもよい雰囲気になりました。
中庭に続いて、玄関前のお庭も大改修。
まずはシンボルツリーのジャクモンティが枯れてしまっていたのでその撤去でしたが、、なんと、それは前の業者さんが、根が突き破ることのできない化学繊維の不織布ポットに入れたまま、植栽したことによる枯死でした!なんと可哀想なのでしょう。根は一生懸命に土と水と空気を求めて、ポットの内部で根を回し、地上に顔だしたり尽くしました。奥様もまさかそのような状態とは知らず、丁寧に面倒をみていたのですが、残念ながら枯れてしまいました。このようなあまりにずさんな工事は、同業者としてとても悲しくなります。。。
気を取り直して、玄関周りの雰囲気が良くなるように、人の動線がスムーズになるように、そして植物たちがより生き生きと成長できるように、植栽の配置換えなどを行いました。
お施主様には大変ご満足頂けまして、90歳を超えるお母様にはひときわご満足していただき、特に中庭の様子は毎日見に出てきていますよ、との声にはスタッフ一同うれしい限りです。ありがとうございました!
植え替え後の中庭の様子