東京都千代田区の神田明神にて、保存樹イチョウの樹木診断(精密診断PiCUS)をさせて頂きました。
千代田区における、区の保存樹はここ神田明神にある3本しかありません。
今後、指定木を増やしていくための足掛かりとして、現状の実態調査が今回の目的です。
残念ながら、この保存イチョウ3本の保存状態は望ましくなく、倒木のリスクも高い状態でした。
特に、周辺の舗装路のために太い根が強く切られていること。
そこからの腐朽や開口空洞が深刻です。
また、根を張る為の植栽枡が小さく、浅いので、樹体を支えるだけの根が張れず、倒木のリスクが高い状態でした。。。
しかしながら、ここのように人の利用の多い場所で、限られた条件だとしても、
樹木と安全に共存の方法はあります(*´▽`*)
支柱をして安全確保をしながら、樹勢回復の為の土壌改良、剪定等の今後の管理についてアドバイスさせて頂きました。
今後、保存樹木の指定を増やし、区内の樹木が守られ、適切に管理していけるような手伝いが出来ればと思います。
ありがとうございました。
スタッフ片岡