【樹木診断】埼玉県の国道にて街路樹診断をしました(2018年12月)

埼玉県の国道にて、ケヤキの街路樹診断を行いました。

樹木医による街路樹診断のステップの基本は、
まず、外観診断にて「健全度:A~D評価」を判定する調査します。
その後、「健全度:C+~D」判定の倒木危険度の高い対象木について、精密機器を用いたより正確な樹木診断を行います。

 

(以下のマニュアルに基づいて診断しております)
※東京都の街路樹診断マニュアル
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/content/000007448.pdf

※国土交通省 国土技術政策総合研究所
http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0669pdf/ks0669.pdf

IMG_0554

 

特に危険度の高い状態と判断するケースについて、少しご紹介します。
①根元に腐朽の確認(特に子実体(=キノコのことです))
このような大きなキノコが根元に確認されると、樹木の内部はかなり腐朽(腐っている状態)で、倒木のリスクが高いと予想されます。

(例①-1)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(例①-2)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(例①-3)

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(例①-4)

周囲の植栽に隠れて、見落としてしまわないように気を付けて根元の診断をしていきます!

IMG_0497

②これも腐朽していて、幹が開口空洞になっています。

樹体を支持するための中心の材が腐って強度が落ちているため、倒木のリスクが高く危険な状態です。

(例②-1)

IMG_0477

(例②-2)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

寒い真冬の国道での診断はなかなか大変なものがあります、やりがいのある仕事です。
どうもありがとうございました。

スタッフ片岡

関連記事

  1. 加計呂麻島でデイゴ並木のピカス診断を行いました②(2018年…

  2. 大泉学園にて、水道工事に伴う街路樹の診断調査を行いました(2…

  3. 日本最大級の起業家&投資家募集サイト Founder にて起…

  4. 徳島県で治療した瀕死状態のモチノキが回復してきました!

  5. 奄美大島出張

  6. 株式会社木風の全体会議

樹木医受験応援講座、早割実施中!

木風Facebookページ

アーカイブ

PAGE TOP