【木風の樹木治療】九段下 ハナミズキ治療を行いました!
みなさまこんにちは!
最近暑い日が続いていて、少しバテ気味の多門ですが頑張ってます!
先日、九段下でハナミズキの治療を行ったので、ご紹介いたします!
- ハナミズキの診断
事前に行った外観診断から、うどんこ病と診断されたハナミズキ。
樹勢がやや弱く、枯れ枝がところどころにある状態でした。
枝葉の先に枯葉が多くついています。
これは植栽時に根を痛めたことが原因のひとつと考えられます。
うどんこ病は、その名の通り、葉の表面にうどんこの様な粉状のカビがつく病気です。
気温が高く乾燥するこの時期に多く発生します。
葉の表面がこのカビで覆われてしまうと、光合成が行えなくなってしまいます。
また、栄養も取られてしまうため、生育不良となります。
今回は薬剤散布と枯れ枝の除去、土壌改良を行うことになりました。
植栽部分も新たにデザインし直します。
- ハナミズキの治療
まずはブレスパイプを設置します。
ブレスパイプは当社で開発した筒型の土壌改良剤です。
最近新しいキャップができて、より吸水性が高まり同時に目詰まりもしにくい形状となりました!
ブレスパイプを土に埋め込むことにより、樹木の生育に欠かせない、養分・水分・酸素を根に送ることができます。
樹木の健康と言うと、地面から上の部分が注目されがちですが、
樹木にとっては、根の健康がとても大事です。
設置の際も、根を痛めない様に注意が必要です。
ハナミズキは水分を多く必要とする樹種ですが、
ここは掘っても掘ってもカラカラの土しか出てこず、とても乾燥していることがわかります。
都会の植栽部では通気透水性が悪く、土には保水性がないため、
暑いとすぐ乾燥してしまう場合が多くあります。
土を改良して保水性を高め、水やりをこまめにする必要があります。
今回はアミノ酸たっぷりの土壌再生炭を使い、土壌の改良を行いました。
水浴びしたハナミズキはとても気持ち良さそうでした。
- 植栽部もきれいに植え替えました!
元々はオタフクナンテンだけ植えられている状態でしたが、
様々な低木を追加して、賑やかになりました。
緑色にも様々な色があります。それぞれ重なることで、さらに奥行きのある素敵な緑に見えます。
いつでもお花が楽しめる様に、それぞれの季節に咲く種類が植えてあります。
今回は様々な低木をあえてランダムに植えてあります。
デザイン性もありますが、様々な樹種を混ぜることによって、
病虫害の予防効果が期待できます。
この日もとっても暑い日でしたが、職人さんが良い仕事をしてくれました!
ありがとうございました!