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基礎調査を終え、5月にはピカス音波計測器による樹木の腐朽診断を行いました。

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ピカス音波計測器は、ドイツ製で外から見てもわからない樹木の内部の腐朽を診断する機械です。
樹木の周りにセンサーを取り付け、打診点を軽く叩き、他の各センサーに届く音の速さの違いを解析し腐朽図を作成します。

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音は腐っているところは健全な材に比べて水分が多く遅く進みます。
センサーを取り付けた位置の断層画像が可視化されるわけで例えるとCTスキャンみたいなものですね。
専門家の方以外にもわかりやすいのでとても好評です。

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今回のデイゴは伐採の検討が必要なほど高い腐朽率だったのは20本中4本でした。
1番酷かったのは最も高齢のもの。
昨年大枝が突然折れて大変な事になったデイゴです。

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健全なものは10本であとは腐朽がありなんらかの処置が必要な状態です。

デイゴヒメコバチに寄生する菌の影響はまだハッキリとは分析できていませんが、通水を阻害しているのですからもしかしたら腐朽率は補正が必要かもしれません。
これからじっくり研究していきたいと思います。

腐朽率が高かったものには支柱の設置が必要です。この診断で、どれに必要かがわかりますからとても助かります。
そして土壌改良も健全なものより多く施すこともできます。
ピカス診断のおかげで細やかな治療が可能となるわけです。

さらにデイゴの周りは数年前に護岸工事を行っていて、根の切断があった可能性が高いです。その後もコンクリート舗装になってますから通気透水性が遮断され、根の生育に不適切な環境だったと思われます。
これもなんとか改善しなければなりません。

しかしとにかくデイゴは大きい!
いつも診断している樹木の規格とは別格。
女3人でよく頑張りました。

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そろそろ花が咲く時期ですが花芽はやはりチラホラしか見当たりません。
今年も咲けないようです。
デイゴの花が咲く年は大きい台風が来るとか言われているそうですがそれは迷信でしょう。
むしろ危険を察知したデイゴが子孫を残すために咲いているにかもしれません。
そして人間に自然環境の脅威に備えよ、と優しく教えてくれているのではないでしょうか?

防風林としても400年以上頑張ってくれています。
健気なデイゴに感謝ですね。

いつかまたデイゴの花びらが散った紅い絨毯の路を歩ける日が来るように頑張ります!

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