『エネルギーとわたしたちの暮らし』 静岡エネルギー・環境懇談会主催にパネリストとして参加しました!後編


『エネルギーとわたしたちの暮らし』 静岡エネルギー・環境懇談会主催にパネリストとして参加しました!後編

10月1日(土)  静岡労政会館 14:00~16:30
10月30日(土) プラザヴェルデ 14:00~16:30

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の2回にわたって、樹木医目線でエネルギー問題を発信してきました。

崎田さんと松本さんの専門家のお話しはデータや政策のお話しが中心で、わかりやすく親しみやすいトーンでお話しいただきまして、私自身とても勉強になりました。

そのお話しの中心は、いかに二酸化炭素の排出を抑制するか?技術論や政策論で多くの人の努力がわかります。

そして、私からは!!!画期的な解決策をお話しさていただきました。(笑)
画期的と言っても、私のような緑の業界にいる人間としてはそこのところもっと知って欲しい!と常日頃から切望している部分であります。

そう!みなさん、樹木は二酸化炭素を吸収して酸素を排出する、光合成と言うメカニズムを備えている生き物なんですよ!ということです。

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つまり、温室効果ガスの原因として一番問題視されている二酸化炭素は、樹木をもっと植えて、大事にすれば大丈夫なんです!皆さん、思い出してください。中学の時に理科で習ったはずです(笑)
こんなにすごい力を持つ樹木のことを忘れて、やれ落ち葉が、枝が邪魔、蚊が来る、文句のオンパレード。街路樹診断をしていても、「邪魔だから切ってしまえ」と怒鳴られます。

ちょっとお待ちください。例えばハナミズキだったら1本で車が10キロ走った時に出す炭素を吸収します。だったらもっともっと植えなきゃですよね?
樹木の体は70%が水分です。ということは蒸発するときに気化熱の効果で周りの温度を下げるんです。これがヒートアイランド現象の緩和に繋がって、省エネに役立つんです。実際日陰と日向では2度も気温が違います。夏に街路樹に助けられている人も多いのではないでしょうか?

エネルギーの問題を解決するのに、樹木の力を使わない手は無いんです!もっと活用してください。

そして樹木は製品として使うともっと低炭素社会を促進します。製材だけでなく不幸にも伐採を余儀なくされた街の樹を遣った製品づくりの活動もあります。樹の物を使うと、それだけ長い時間炭素を固定することになるんですよ。できれば国産材をもっと使いたいですね。樹は使ってナンボ。使って植えて、その繰り返しが循環型社会なんです。(マチモノ~街の木を活かすモノづくりの会さま、見学、資料のご提供ありがとうございます)

バイオマスエネルギーはもっと直接的ですね。川崎にある発電所には、ウチの作業ででも出た剪定枝を時々持ち込んでいます。今は建築資材の廃棄物を主に使ってらっしゃるそうです。将来的には食料廃棄物も使う予定だとか。でも、これももっと政策を変えれば、まだまだ発展する余地がありますよ。
(川崎バイオマス発電所様、見学資料のご提供ありがとうございました)

火力発電所に懸念を示している方も多いのですが、どうぞもっと樹木を植えて、バイオマス型の火力発電所を活性化させましょう!ちゃんと樹木が吸収しますから、自然再生エネルギーをもっと発展させていきましょう(^O^)/

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しかも!今は光合成の働きで発電が出来ちゃう技術も出て来てるんですよ(^_-)-☆
これなら街路樹も、公園の樹も、お隣の樹も、邪魔だなんて言えなくなりますよね?
樹のえこひいきがすごいんですが、(笑)絶対悪いことなんてありませんから、どうぞもっと樹木を植えてください☆

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地熱にしても、小水力にしても、森林の整備が欠かせませんよね。そして街の樹も台風とか枯枝とか心配ですよね。だから樹木医などの緑の専門家が必要なんです。
人と自然、緑、樹木の距離を適切に保ち、上手く共存していくナビゲーターなんです。
以前、木の洞に水が溜まってボウフラがわくから木は切ってしまえ!そんなことを言った人がいました。いえいえ、洞があっても蚊が来ても生態系のバランスをうまく保つよう管理しますし、時には洞ができないように事前に対処したり、洞を活かしたりしてもいいと思います。

座談会では事前に頂いたご質問を元に勧められましたが、太陽光発電について賦課金もさることながら、景観を壊してしまう危険性も指摘されました。私も、山を壊してまでパネルを設置するのは本末転倒だと思います。中にはウチのパネルに日光が当たらないから家の前の街路樹は切ってしまえ、と言った人がいましたが、そんな人が自然エネルギーで利益を得るのってなんかちぐはぐな気がします。

自然エネルギーって自然の恵みですよね?自然に感謝する気持ちを忘れて使うんだったら、これまでのエネルギーで失敗してきたことを繰り返すだけだと思います。
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静岡の2か所で講演させていただきましたが、こういう機会が無ければ樹木の力をお伝えすることができませんでしたから、主催者の皆様に心よりお礼お申し上げます。

また、アンケートで、参加された男性から、「家にある樹木を切ってしまおうと思っていただけど話を聞いて思いとどまった」と感想をいただきました。それだけでも話をした甲斐があったというものです。
200名ほどの方との出会いに感謝です。反応がじかに伝わってきてとても嬉しかったです(#^.^#)

どうか、技術革新の発展と自然の恵みを有りがたく受け取る謙虚な人類への進化がこの先進みますように☆

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